ペーネミュンデ矢型弾



ペーネミュンデ矢型弾は、ペーネミュンデ実験場においてゲッシュノール技師が開発した特殊弾であり、滑腔砲身から発射される有翼ロケット弾である。
PPG弾(ペーネミュンデ・プフィールゲショッス=ペーネミュンデ矢型弾)と呼ばれ、後にK5グラト(滑腔砲)と呼ばれたこの砲弾はダーツの矢に似た形状をしており、直径12p、四枚の翼を砲弾後部に有している三分割式の装弾筒式砲弾(ロケット砲弾)だった。
ガス圧に耐えるため高品質な材料が用いられ、砲口初速は1525m/sと高速で、最大射程は151q、弾体には25sの高性能炸薬が充填され、先端部に衝撃信管が装着された。
280mmK5列車砲のライフリングを削りとって口径を310mmとした砲身から発射される。
開発は1940年には開始されていたが緒戦のドイツの勝利により開発スピードは遅かった。
1944年末には生産が始まったと言われるが、詳細な記録は残されていない。
重爆迎撃用に口径105mmの小型版も開発中であった。
1945年のドイツ敗戦時に、西方戦線でアメリカ軍に対して数発が使用されたとも言われるが定かではない。


ペーネミュンデ矢型弾・性能諸元
最大射程:151q
炸薬量:25s
直径:120mm
砲口初速:1525m/s


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